マスクフィットテストの現場に同行してきました!

マスクのフィットテスト現場に同行する機会がありました。今回はその様子についてお話していきたいと思います。

マスクフィットテストとは?

マスクと顔の密着性を評価するために行うテストです。高性能のマスクを使用していても、適切に装着しなければ効果が得られません。したがって、装着の仕方、密着具合を確認する必要があります。
フィットテストは、金属アーク溶接等作業中に発生する「溶接ヒューム」による健康障害を防ぐため、屋内作業場で継続して作業を行う労働者に対して令和5年4月1日から1年以内ごとに1回実施することが義務化されました。
さらに令和6年4月1日から、作業環境測定評価で第三管理区分となった場合もフィットテストが義務化されています。

マスクフィットテストの義務化についてはこちらのブログも参考にしてください

実際のフィットテストの流れ

今回は定量的フィットテストを行いました。

①テスターをつけた防護マスクを装着

②指示に従って動作

・深呼吸

・頭を左右に動かす

・頭を上下に動かす

・発声 など

③マスクの外側・内側の粒子濃度計測

④フィットファクタの算出

⑤合否判定

所要時間は1人15分程度になります。

テストを行った感想

今回テストを受けた全員が合格していましたが、頭を上下左右に動かしたり、発声したりしているときに漏れ率が高くなっていることがありました。作業中にマスクがフィットしてないと感じたら、すぐに装着し直すようにしなければならないと感じました。

この検査は、特定化学物質障害予防規則にて義務付けられています。健康障害を防ぐためにもフィットテストに合格したマスクを使用して作業することが大切だと感じました。

最後に

今回のブログでは、マスクフィットテストについてご紹介しました。ご興味がありましたらお気軽にお問い合わせください!