暑熱測定とは?
夏場や熱のこもる作業場など、労働者の働いている環境がどれくらいの暑熱環境下になっているのか把握するための測定です。
作業者の熱中症を防止するためには、作業場の暑熱環境を把握し、適切な対応を行うことが重要となります。
そこで今回は、暑熱測定をご依頼いただいてから分析結果報告書をお渡しするまでの流れについてご紹介します!
上のフローチャートについて詳しく説明していきます。
1.打合せ・現場調査
測定のお問い合わせをいただきますと、まず現場の状況や測定目的についてお伺いさせていただきます。
打合せ内容
- 測定の目的
- 測定現場の広さ
- 作業内容や状況
- 冷房器具の設置場所
打合せ後、下見に伺い現場の調査を行います。
下見の時に、測定時間帯や作業場数、測定ポイント数などを決定します。
状況を考慮した上で、お見積もりを作成させていただきます。納期についてもご相談に応じます。
2.暑熱測定
弊社技術者が訪問し、厚さ指数や気流について測定を行います。測定にはWBGT計機器や風速計を使用します。
WBGT計測器とは?
気温、湿度、輻射熱を同時に測ることができる機器です。温度計との違いは、湿球温度(湿度を測るもの)と黒球温度(輻射熱を測るもの)が一体になっているということです。
3.解析
測定値が温度基準に対してどのような値となっているか、データの解析を行います。
4.解析結果提出
解析結果を元に報告書を作成し、提出いたします。
報告書は測定から2~3週間程度でお渡しできます。
測定値が高かった場合
作業内容や気流、空調の状況などから、改善のアドバイスなどをご提案します。
5.アフターフォロー
報告書をお渡しするだけではなく必要に応じて、弊社技術者が結果のご説明やアドバイスをさせていただきます。
今回は、暑熱測定をご依頼された場合の流れについてご紹介しました!
暑熱測定についてご相談などありましたら、お気軽にお問い合わせください。