産業廃棄物(産廃)とは?
産業廃棄物とは、事業活動に伴って生じる廃棄物のうち、廃棄物処理法で規定された20種類の廃棄物のことです。代表的なものでは、石炭がらや焼却炉の残灰などの「燃えがら」、鉱物性油や動植物性油などの「廃油」、鉄鋼または非鉄金属の破片や研磨くずなどの「金属くず」などが挙げられます。
分析対象例としては、汚泥、廃酸、廃アルカリ、燃え殻などがあります。
そこで今回は、弊社が提供する産廃分析のご依頼から分析結果報告書をお渡しするまでの流れについてご紹介したいと思います。
1.打合せ・現場調査
産廃分析をご依頼いただきますと
はじめに
・どのような産廃であるか
・どのような分析項目であるか
などお話をお伺いさせていただきます。
2.産廃サンプルの採取
採取方法①
弊社技術者が採取に伺う
弊社技術者がお客様の産業廃棄物が保管されている事業所にお伺いし、分析対象となる産業廃棄物を分析サンプルとして採取させていただきます。
採取方法②
お客様自身での採取
お客様自身で採取していただき、分析サンプルを郵送にて弊社にお送りいただきます。
採取量や採取道具は打合せを行ったのちに、ご連絡させていただきます。また事前に弊社にて、採取道具をご用意させていただくことも可能です。
3.分析
弊社分析室にて産業廃棄物に含まれる金属等の検定方法(昭和48年2月環境庁告示第13号 改正:平成27年12月環境省告示第145号)に基づいて分析しております。
お客様の分析サンプルや、求められる分析項目の種類によって、上記の分析方法に定められていない分析項目や含有量試験などにもご対応できます。
4.分析結果提出
産廃分析にかかる時間は、目安として2~3週間ほどかかります。
分析した結果データを分析結果報告書としてお客様にお届けいたします。
※お急ぎのご依頼の場合
ご相談の上、対応することも可能ですのでお気軽にご相談ください。
5.アフターフォロー
今回は、産廃分析の流れについてご紹介しました。
新しくご担当になった方や、化学物質等にあまり詳しくないお客様には報告書に載っている項目がよくわからない、数字、単位など馴染みのないものなのでよくわからないなど、お困りごとや疑問点などがあると思います。
私たちは、そういった疑問にお応えできるよう報告書をお渡しするだけでなく、分析項目の解説や、数値の見方の説明などのアフターフォローをお客様に寄り添って対応いたします。
産廃分析についてご相談などがありましたら、お気軽にお問い合わせください!